社会で通用するためのチカラをつけること。
そのお手伝いを私たちが担います。
イギリスの学生は義務教育が終了後の進路として、継続教育もしくは高等教育を選びます。それぞれの教育機関は専門的な技術の習得や、高いレベルの学問の研究など、各学生の希望に合った教育内容の授業を提供します。私が勤めるイギリスの公立チチェスターカレッジは現在およそ20,000名の 人たちが学ぶ地域でも重要な教育機関となっています。職業教育、成人教育など、フルタイム制やパートタイム制による義務教育後の多種多様な教育・ 訓練の機会を提供する教育を継続教育（further education）と呼びます。チチェスターカレッジではこの継続教育を行います。
チチェスターカレッジは外国からの留学生の方々にも十分な学習の機会を提供できるように努力しています。私がここで仕事を始めた1984年から国際部（インターナショナルセンター）でおよそ15,000名の留学生の方々のお世話をしました。そして、カレッジのスタッフ自身も多くの海外からの友人を作り、国際文化を学ぶことが出来ました。全く違う文化圏からくる学生は最初は戸惑いますが、すぐにイギリスに慣れ、ほんの半年もするとしっかりと自信を持ってイギリスでの生活を送っています。
継続ということは「ずっと」ということです。誰にでも、いくつになっても学ぶ機会を提供するのが私たちチチェスターカレッジの存在理由です。私たちのカレッジには実際に技術を取得するための設備が多くあります。例えばカレッジにある保育園はスタッフや学生の子供を預かるだけではなく、チチェスターカレッジの保育科の学生の実習の場として利用されています。
スーパーバイザーの先生による指導の下、実践に即した経験を積むことができるのです。同じように、カレッジ内にレストランや旅行エージェントがあり、そこではカレッジの学生が働いています。実践を体験することで卒業後すぐに社会で通用するためのチカラをつけること。そのお手伝いを私たちが担います。
チチェスターは住みやすい町です。日本の都会のように何でもそろっているわけではありませんが、充実した留学生活を送るために落ち着いた環境を持ち、親しみやすい人々がいます。ロンドンまで電車で2時間もかかりませんから必要なときにはいつでも遊びにいけます。
私は日本の都会の充実した都市機能と、田舎のすばらしい伝統的な景色、そしてやさしい人たちが大好きです。毎年日本を訪問する間に日本の大ファン になりました。その日本から来られる留学生の方々が同じような気持ちで滞在できるようにお迎えします。
チチェスターカレッジ前国際部部長
Peter Brown
