古き良き英国の雰囲気を保つ古都
西暦43年にローマ人がこの土地を侵略し、要塞を建てたことがチチェスタ-の起源と言われています。当時の人々が住んでいたことを伺い知る事ができるローマンモザイク模様の遺跡がチチェスタ-の街から出土しています。3世紀頃に作られた都市を囲む城壁(City Wall)は今も、存在しています。
ローマ時代が終わり、5世紀から6世紀に掛けてサクソン人がこの土地に移り住みました。そして、この頃、チチェスタ-の町の名前が付けられたと言われています。
10世紀の頃にはこの地域の重要なマーケットタウンとして、市場が開かれるようになり、13世紀には人口は2500人ほどになりました。
2000年の時を経て、チチェスタ-は26,000人の人口をもつ、ウエストサセックス州の州都となりました。2世紀から建設が始まった大聖堂、市内の中心に立つマーケットクロスや、城壁跡など、古き良き英国の雰囲気を保つ古都として成長を続けています。
左)1800年代後半に撮られと思われるたチチェスタ-のマーケットクロスの写真です。その後ろにチチェスタ-大聖堂がそびえています。右)2011年クリスマス時期の写真です。古い写真の右手にある散髪屋は現在携帯電話ショップが入っていますが、いまでも美しい街並みは変わりません。古き良きものを残し、現在に伝えるイギリスの良さが伝わります。
左)同じく1800年代の後半のチチェスター大聖堂の写真です。大聖堂は200年以上経った今も、チチェスターのシンボルとして街の中心にそびえ立っています。