大学のための架け橋
清水美智子さん|ファンデーションコース
清水美智子さんが参加しているのはファンデーションコースと呼ばれています。このコースは、チチェスタ-大学のビジネス学科への正規留学を目的にした1学年間の基礎コースで、9月から6月末まで開講されます。
コース内容は大学で学べる為の英語力を身につけること。そして、ビジネス学科で必要な基礎知識を学ぶことです。イギリス大学は1年目から専門的な勉強をしますから、このファンデーションコースは重要な基礎知識を学ぶ機会となります。
日本人の場合、高校を卒業しただけではイギリス大学に入学することができず、このファンデーションコースがイギリス大学への架け橋となります。
1クラスの人数はおよそ15名です。先生と学生の距離も近く、清水さんもいつも先生から励ましの言葉を掛けてもらっています。
清水さんは近い将来、建築関係の会社を経営するする父親を助ける為に、このビジネスコースを選択することを決めました。高校のときからIELTS対策の勉強をして、卒業とほぼ同時にこのコースに必要なIELTS5.0 レベルの英語力を身につけました。
清水さんの授業は現在およそ週20時間程度なのですが、それ以外の時間もオープンアクセスセンターで予習と復習、そして課題に取り組んでいます。
現在彼女が取り組んでいる課題は6つで、Business environment, Business Resources, Marketing ,Market research, Accounting, そしてBusiness Communication です。このなかで、2つの科目はレポートとは別に、プレゼンテーションもあるので、かなりハードな毎日です。
授業はいつもハイレベルなので、ついて行くのが大変です。でも、イギリスで大学を目指すことの意義を毎日感じています。ハードな分だけ、将来の目標も高く持つことができます。
このコースはもともと、チチェスタ-大学への正規留学のために運営されているものなのですが、もちろん他の大学に願書を出すことも可能です。清水さんも他の大学へ願書をだし、すでに、サリー、ケント、エセックスなど、各地の有名な大学からの入学許可を受けています。チチェスタ-大学を合わせ、どこの大学に進学するか、悩みどころです。
海外からきている他の留学生の考えや目標を聞いているうちに、清水さんの目標も高くなり、大学卒業後には、大学院のマスターコースに進むことも視野に入れるようになりました。
毎日勉強で忙しい清水さんですが、休みの日には友人とパーティやショッピングも楽しんでいます。主に友人はこのコースに参加しているいろんな国からの学生で、ロシア、カタール、スペイン、香港、サウジアラビア、中国など、友人の輪は、彼女の夢と同じく、どんどん広がっています。